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夏の殺人ダニ、ツツガムシから身を守る予防法とは? | その原因、Xにあり!@フジテレビ

人間を脅かす毒虫といえば、、、最近だとヒアリが毎日のようにニュースになっていますね。
でもヒアリより恐ろしく身近にいる毒虫といえば、、、ダニなのです。 その中でも殺人ダニとも言われている「ツツガムシ」はとても恐ろしい。 咬まれると感染症を引き起こし、最悪の場合死に至ります。
ツツガムシの生息地は、山や河川敷や庭先など草木の多い場所、つまりどこにでもいるということです。 体長は0.2mm程度と小さいため、肉眼ではほぼ見ることができないです。これまた厄介ですね。
今回は、この殺人ダニから身を守る予防法を紹介します。


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最悪の場合死に至ると言う、ツツガムシ病とは?

ツツガムシは咬みつくと消化液を出して人間の皮膚を溶かします。
その消化液には病原菌となる細菌が混ざっており、この細菌が血管内に侵入し全身に増殖して感染症を起こします。 そのまま放置していると内臓機能が侵されて多臓器不全を起こし、最悪の場合死に至ります。
人の命がたったの1ミリにも満たない虫に奪われる...とてもとても残念なことです。

ツツガムシ病により発熱から内臓機能破壊までの時間は早くて1週間。
そうなる前に適切な処置を施す必要があるのですが、怖いのはツツガムシ病だという診断がハッキリ下せないということ。
別の病気と勘違いしてしまうと取り返しの付かない事態にもなりえます。



なぜツツガムシ病は診断が難しいのか?

気付きにくい3つの理由

(1)咬まれた直後の傷跡を見てもツツガムシのものと判断する事が困難
(2)初期症状が発熱や身体のだるさなど風邪の症状と似ているため。
 風邪だと思い込み市販薬で対処してしまう事が多く、時間だけが過ぎ症状が悪化してしまう。
(3)さらに咬まれたことを感じにくいため、気付く方が難しいのです。

肌を露出する夏は特に気をつけましょう

 近年ハイキングや園芸などがブームですが、ダニ生息地には細心の注意が必要です。
 夏に出かけるのであれば、肌を露出しないように衣類で守りましょう。
 なお、ツツガムシ病は早期発見をして適切な治療を受ければ、基本的には治る病気です。
 なので、診察の際にはどんな些細な情報でも提供する事が大事。正しい診断を受けて適切な治療を受けましょう。

増加傾向にあるツツガムシ病

 もともとは東北地方にのみ生息していたツツガムシですが、近年全国に拡大しています。
 2016年には患者数が500人を超え右肩上がりの増加傾向にあります。



ツツガムシ病の予防法

予防法は2つです。
●ツツガムシの生息地に出かける時は素肌を露出しないこと。長袖、長ズボンが鉄則
●帰宅後は身体も衣類もすぐに洗うこと

ツツガムシは土の表面や枯葉の表面に生息しているため、山や河川敷などでは肌を出さない事が大切です。
ツツガムシに咬まれてから細菌が体内に侵入するまで約10時間かかると言われているため、 外から帰ったらすぐに身体を洗う事で感染確率は下がります。
身体を洗う際は、ツツガムシが咬みつく傾向がある内股や脇の下や下腹部などの柔らかい部分を入念に洗うのがよいです。
ツツガムシが衣類についている可能性もあるので、もしかして生息地にいったかな?と思ったら、 帰宅後すぐに衣類を洗濯するのがベターです。
用心に越したことはないですので。。


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