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レビー小体型認知症とは?アルツハイマー型認知症との違いは? | ガッテン!

レビー小体ってご存知ですか?
人間の神経に溜まる特殊なたんぱく質で、認知症やパーキンソン病など恐ろしい病気を引き起こす原因になるものです。
レビー小体認知症とはアルツハイマー型認知症に次いで多く、脳血管性認知症とともに三大認知症といわれています。
このレビー小体について特徴や症状、アルツハイマーとの違いを紹介します。

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レビー小体とは

レビー小体とは、神経細胞の中に蓄積する特殊なたんぱく質の塊です。円形の形をしています。

レビー小体の症状

神経細胞の蓄積を繰り返すと、周りの神経細胞にも障害を与えます。やがて様々な神経細胞の機能が低下していきます。
レビー小体は全身の神経細胞に蓄積する可能性があり、これが自律神経の失調に繋がります。
そうなると、頭痛・立ち眩み・便秘・排尿障害・嗅覚障害などの症状が出てきます。
またレビー小体が大脳の神経細胞に蓄積すると、幻視・もの忘れなど認知症の症状を引き起こします。
レビー小体が運動機能をつかさどる脳幹に蓄積すると、震えが起きたりや歩きにくくなりパーキンソン病の原因となります。


レビー小体型認知症

65歳以上の高齢者に多くみられますが、40代~50代の発症も少なくありません。

認知症の種類と割合

レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症に次いで2番目に多い認知症です。
・アルツハイマー型認知症 50%
・レビー小体型認知症 20%
・血管型認知症 15%
・その他 15%

レビー小体型認知症の症状

アルツハイマー型認知症とは違って、初期症状に記憶障害が表れにくい特徴があります。
また自律神経の失調によるさまざまな症状も出るため、別の病気と間違われやすく気付きにくい病気です。
特徴的な症状は以下です。
当てはまるものがあれば要注意です!
認知症専門医にしている精神科・神経内科・脳神経内科への受診をおすすめします。

幻視

現実はそこに存在しない人や物が、患者本人にだけ見えてしまうという症状。

パーキンソン症状

手足が無意識に震える、体の動きが鈍くなる、歩行など動作の障害症状。

認知機能の変動

頭がはっきりしている時とそうでない時の差が激しい。それぞれの時で理解や感情の変化が大きい。

レム睡眠行動障害

大きな寝言や殴る蹴るといった激しい寝相。

難病だったパーキンソン病、今は改善対策あります!

パーキンソン病とは、自分の意思に関係なく手足の震えに襲われたり、進行すると全身の筋肉が硬直してしまう病気です。
かつては発症後10年で寝たきりになってしまう難病でした。
しかし現代は進化した薬や運動療法の研究が進み、その併用によってパーキンソン病症状の大幅改善が可能となっています。
重要なのは、早期発見と適切な治療や運動といった対策実施です。

パーキンソン病の早期発見ポイント

以下の3つです。
該当する方は、神経内科や脳神経内科への受診をおすすめします。
・じっとしている時、無意識に手足が震える。
・素早い動きができない、動きが鈍いと感じる。
・肩や膝などの筋肉が硬い、スムーズに動かしにくい。


レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の違いとは

認知症でも症状には違いがあります。
適切な介護や対処方法も違うので、認知症違いを把握して適切な対応を施しましょう。

レビー小体型認知症アルツハイマー型認知症
生活障害注意障害・視覚認知障害記憶障害
幻視多い少ない
妄想嫉妬など幻視に基づく妄想物盗まれなど記憶障害に基づく妄想
徘徊少ない多い
認知機能の変動ありなし
睡眠障害レム睡眠行動障害による睡眠障害単純な睡眠障害
パーキンソン症状多い

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