Enable JavaScript in your browser. このウェブサイトはJavaScriptをオンにしてご覧下さい。

フッ素で虫歯予防!再石灰化の効果ある新歯磨き法とは!? | ガッテン!

毎日かかさず歯磨きをしても虫歯は誰にでもあります。でも、その歯磨きに問題ありです。
通常、歯磨きの後は口をゆすぐものです。私はクドイくらいスッキリするまで何度もゆすぎます。
スウェーデンでは日本に比べて虫歯になる割合が少ないそうです。その秘訣は2つあります。
1つ目は歯磨きの後に口をゆすがない、ということ。
2つ目は虫歯であろうがなかろうが年に一度歯医者へ定期健診に行き、プロケアをいう施術を受けること。
これによりスウェーデンでは虫歯や歯周病が予防されています。
スウェーデンから学ぶ健康な歯を維持する秘訣を紹介します。


スポンサーリンク





歯磨き粉に含まれているフッ素の効果

フッ素配合の歯磨き粉

戦後まもない時期に初めてフッ素配合の歯みがき粉が登場したそうです。
そして1990年代後半には5割を超え、今では9割の歯みがき粉にフッ素が配合されています。
自宅の歯磨き粉がフッ素配合か確認するには、商品の原材料名をご覧ください。フッ素、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム のいずれかが記載されていればフッ素が配合されています。

フッ素の効果

虫歯とは、口内の細菌が原因で発生します。
食べ物や飲み物に含まれる糖質をエサに虫歯菌が酸を作り出します。
その酸が歯に含まれるカルシウムなどを溶かしてしまうのです。これが虫歯です。
歯が溶けると、唾液に含まれるカルシウムなどが歯を修復しようとします。これが再石灰化です。
この時フッ素が唾液中などに含まれていると、より再石灰化が促進されます。
更にフッ素は唾液中のカルシウムなどと反応して、酸に溶けにくい物質で歯の表面をコーティングしてくれます。
これにより虫歯菌が酸を出しても、歯が溶けにくくなり虫歯予防の効果絶大!というわけです。




スウェーデンから学ぶ歯磨き法

スウェーデンの歯科医院で指導されている歯磨き方法を紹介します。

スウェーデン歯磨き法、それはフッ素効果

秘訣はフッ素を残すこと、つまり、歯磨きの後しばらくの間は口をゆすがないことです。
これで虫歯の予防効果が40%以上あるそうです。
その歯磨き法、具体的には以下の通りです。

その1

フッ素配合の歯磨き粉をたっぷりと使う。(目安は2cm)

その2

歯全体に歯磨き粉が行き渡るように意識して2分程度歯磨きを行う。

その3

口の中の泡をしっかり吐き出したあと、口をゆすがない。
ゆすぎたい場合は水を少量にして、回数も少なくする。

その4

歯磨きのあと、2時間飲食をしない。


フッ素の効果(番組検証)

歯磨き後の唾液中に残るフッ素濃度が、口ゆすぎの回数で(何回ゆすいだかで)どれだけ薄くなるか? を番組で調査した結果、以下のようになっています。


ゆすぎ回数 フッ素濃度(ppm)
0回 25.8
1回 8.3
2回 5.0
3回 3.2
4回 1.9

無論、フッ素濃度が高い方が虫歯予防の効果ありです。
1回でもゆすぐと濃度はガタ落ちですね...




プロケア受診で虫歯や歯周病のない健康な歯を!

スウェーデンの虫歯予防策、プロケア

スウェーデンでは、多くの人が虫歯の有無に関係なく定期的に歯科医院を訪れるそうです。
その目的とは、歯科衛生士によるプロフェッショナルケア(通称:プロケア)を受診することです。
プロケアは日本の歯科医院でも受診可能です。

プロケアの効果

プロケアで、歯磨きでは除去できない歯垢をきれいに除去してくれます。
虫歯や歯周病を引き起こす細菌は、口の中にたまった歯垢をアジトにしています。
プロケアでは、歯科衛生士が歯磨き除去しづらい歯と歯ぐきの間にたまった歯垢を丁寧に取り除いてくれます。
これにより虫歯や歯周病のリスクが大きく下がるのです。


※予防目的のプロケアは、通常では保険適用外です。
 でも口内の健康状態によっては、保険適用内となる場合もあります。
 詳しくは最寄りの歯科医院にご確認ください。


スポンサーリンク


ページトップへ戻る