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交通事故から家族を守る最新情報!GWなどの大型連休前に必見! | ガッテン!@NHK総合

大型連休の前に必見です!交通事故から家族を守りましょう。
大型連休で高速での追突や逆走、ブレーキ踏み間違いなど、交通事故が多発します。
ドライブレコーダーの衝撃映像を徹底解析し、最新シミュレーションや脳科学によって「事故の本当の原因」に迫ります!


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高速道路で起こる謎の追突事故!その内容を徹底検証します!

大型連休では毎年全国で1万件の交通事故が起こっているそうです。
その中でも最も多いのが高速道路の追突事故です。

高速道路の事故データ

事故の割合

 追突:91.4%
 車両単独:7.5%
 その他:1.1%

 圧倒的に追突事故が多発してます。
 いったい何が起こっているのでしょう?

事故発生は運転開始から1時間以内!?

近年はドライブレコーダーによる解析データもあり、いろいろとわかってきました。
事故を起こした人の証言なども交えると、、、以下のようなものです。
 ・高速道路運転開始から、1時間以内に(100KM以内に)事故発生が事故全体の50%
 ・謎の追突事故が多発
  単なる居眠りではなく、目の前のものが見えているのに判断力が低下してぶつかる
 ・原因は催眠状態になるため-→高速道路催眠現象

番組検証

4人の方に高速道路シミュレータ検証を実施してもらいました。

高速道路シミュレータ運転

高速道路を再現したシミュレータで実験。皆さん十分な睡眠をとった状態です。
結果は以下の通りです。
 ・最初は目線がいたるところへ頻繁に動いていて、全体を捉えようとしている
 ・実験開始20分~30分で視線が動かなくなり、目の前の車だけを見ている状態になる
 ・自分の車が段々と左へ偏っているが気が付かず、やがて壁に激突してしまった
 ・4人すべてが同じ状態(高速道路催眠現象)になった

一体なぜ?こんなことが起こるのか?
原因は目の能力にあるとのこと!?



高速道路催眠現象の原因を徹底解説!

なぜ催眠にかかってしまうのか?その真相を明らかにします。

人間の目の能力

人間の視界は、目から入った情報が網膜を通して読み取ることによって実現しています。

網膜の仕組み

網膜は眼球の裏側半面の部分です。中心視と周辺視という機能があります。
中心視
 網膜の真ん中にある部分。繊細にクッキリハッキリと見える。見える範囲は1点の狭い範囲のみ。
周辺視
 網膜の真ん中より端側の部分。ぼんやりと見えるが、視野は中心視の周り200度くらいまでの広範囲。動くものに敏感。よって、周辺視の情報をまともに全部処理しようとすると脳がパンクしてしまう為、中心視の狭い情報と周辺視の必要な情報のみを捉えているのが人間の視界なのである。

高速道路催眠現象の原因は、網膜の周辺視!

動くものに敏感な周辺視の機能が、高速道路での事故の原因に!

流体刺激を受けて催眠状態へ

高速道路で見える景色はとても速く流れていて日常ではありえない情報量です。 この状態を流体刺激といい、周辺視にとっては大変なストレスとなります。
だから、目はそのうち必要な部分だけを処理するようになるのです。 やがて、目の前の車だけを見ている状況となり景色が変わらない状況となります。 そうなると脳は「休んでいい」と思い判断力を低下させます。
判断力が低下すると目の前の車に吸い寄せられるなどの現象が起こる。つまり、これが高速道路催眠現象なのです。



高速道路催眠現象の対策とは?

誰にでも起こる高速道路催眠現象から命を守る方法とは?

催眠現象は人間の本能、防ぎようがない!

人間本能と言える現象なので、この催眠現象は防げないとのことです。
・車の運転など非常に単調な状況で、緊張状態を保てるのは5分前後
・さらに1時間経過すると寝る直前まで覚醒度が下がる
※九州大学の松永名誉教授による解説。事故予防が専門。 

催眠現象になっても、事故を防ぐ方法とは!?

催眠にかかることを認めた上での斬新な対策です!
・高速道路催眠現象は避けられない...
・反応が遅くなることを前提に、ぶつからない車間距離をとる以外に方法はない!
・4秒ルール対策!!
 100KM走行なら約100Mの車間距離に相当する。これが安全な車間距離である。
 看板などの目印を決めて、前の車が通過してから「ゼロイチ、ゼロニ、ゼロサン、セロヨン」と数えて自分の車が通過すればOK。
・走り始めの1時間以内に休憩を取ることも大切。



アクセルとブレーキの踏み間違い

年間でなんと7000件もの踏み間違い事故が発生しているらしいです。 最も多いのは20代!踏み間違いはなぜ起こってしまうのでしょうか!?

原因

踏み間違いに至る過程は以下の通りです。
・とっさに驚くなどで気を取られた時に、踏み間違いが発生
・普段からブレーキよりアクセルを踏んでいる時間のほうが多いので、とっさの状況では踏みなれているアクセルを反射的に踏んでしまう
・この事象も人間の本能で、防ぎようがないとのこと...
※実は、自分自身ではブレーキを踏んでいるつもり、でもアクセルを踏んでいる状態なのである
※混乱状態なので間違いに気付くのに時間を要するが、事故の際には十分な時間がない!!!

対策

踏み間違いも人間本能...その前提での斬新な対策です!
・踏み間違いは起こることを前提に、踏み間違いに気付く時間を作ること以外に方法はない!
・常にゆっくりアクセルを踏むという習慣をつける!
 踏み間違ったときにこの習慣が役立ち、気付く時間を作ってくれて、正しくブレーキを踏む動作へ繋がるのである!



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