勘違いの夏対策は体に毒です!正しい夏対策とは!? | その原因、Xにあり!@フジテレビ

夏といえば●●!って、暑さ対策をいろいろ考えますが、思いの外、勘違いもあります。
今回はついやりがちな真夏の健康法(勘違い編)をご紹介します。
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①夏の朝食に「オレンジ」はNG!食べるなら夕方です!
なぜNGなのか?というと、、、オレンジを朝食べると、日中に紫外線を吸収しやすくなるためです。
オレンジなどの柑橘系の食べ物の、実や皮に含まれるソラレンという物質は、紫外線を多く吸収してしまう性質があり、摂取してから2時間ほど後には紫外線を身体が摂取しやすくしてしまうという。
さらにその状態は7時間も続いてしまうという。
さらには皮膚がんのリスクも上がる可能性あり!?
20年以上に渡り10万人以上を対象に行われたアメリカの研究では、オレンジやグレープフルーツを習慣的に摂取した人は、そうでない人と比べて皮膚がんのリスクが36%も高まったという。
②夏バテ予防とされる「うなぎ」、実は胃に負担をかける!食べるなら山椒を一緒に!
うなぎに含まれる大量の脂質により、消化に時間がかかり胃に負担をかける。結果、夏バテを引き起こすことに!
うなぎの身は20%が脂質で、消化時間は天ぷらよりも若干かかる。
中高年は胃酸の分泌量が減っていくので脂の多い料理は胃の負担になり、かえって夏バテを引き起こしてしまう可能性がある。
しかし、うなぎには疲労回復によいとされるビタミンB1や生活習慣病予防にも役立つビタミンEが豊富で、夏バテ予防を助けてくれる食材であることは間違いない。
夏バテにならないうなぎの食べ方とは?⇒山椒と一緒に食べること。
山椒にはサンショオールという山椒特有の辛味成分が含まれており、このサンショオールが胃腸の働きを活発化しうなぎの脂の消化を助け、さらには食欲不振の予防にもなるという優れもの。
※2017年 夏の土用の丑の日は7/25(火)と8/6(日)です!
③蚊対策の虫除けスプレー、露出肌だけにかけるはNG!薄手なら服にもかけること!
蚊は薄手の服の上からでも血を吸えるのです。だから服も肌の一部を思って予防しましょう!
本当に服の上から蚊に刺されるのか番組検証!
蚊を入れたアクリルケースの中に手を入れ、薄手の服の上からも刺されるか検証してみた。
検証の結果、服の上でも血を吸ってお腹が膨らんでいくのがわかった!
蚊が血を吸うメカニズム
蚊の血を吸う針の長さは約2mm。夏の薄手の服だと刺される恐れがあるとのこと。
針は6本に分かれており、それぞれの役割は 肌を切り開く(2本)、切り開いた状態を支える(2本)、唾液を流し込む(1本)、血を吸い上げる(1本) となっている。
刺されたあとかゆくなるのは、蚊の唾液に含まれる成分のため。
蚊に刺されることで最もが恐ろしいのは「感染症」。
日本でも2014年以来増加しているデング熱や、2016年に日本でも感染の事例が初めて報告されたジカウィルス感染症などがある。
④真夏の汗を乾いたタオルでふき取るのは熱中症対策としてNG!
乾いたタオルでふいても体内の熱が放出されないため、熱中症になる可能性あり!
熱中症対策としては、濡れたタオルでふく方がよい。
汗には身体にこもった熱を外に逃がすという重要な役割があり、乾いたタオルでふいてしまうと身体の熱をしっかり外に逃がす事ができなくなってしまうという。
身体の熱をうまく逃がすことができないと、夏の暑い日や運動の直後に熱中症になってしまう可能性が高くなってしまうとのこと。
汗をかいた時の正しいふき方は?⇒濡れたタオルでふくこと。
汗のベタつきやニオイを取ると同時に、皮膚を濡らした水分が蒸発する時に気化熱で身体の熱を奪ってくれるのだとか。
街中で汗をかいた時は、ウェットティッシュ(ノンアルコール)などでふくのが効果的!
最も効果的な方法とは、冷たいタオルよりも温かいタオル(40度くらい、人肌程度)でふくこと。
冷たいタオルよりも蒸発しやすく、身体の熱をうまく奪ってくれるという。
番組サーモグラフィー検証によると、最初は冷たいタオルの方が温度は下がったが、後々は温かいタオルでふいた方が体温が下がった。
よって、夏の汗は温かい濡れタオルでふき取るのがBESTな熱中症対策である!
⑤自宅で作った麦茶、早く飲まないと菌だらけ!4~5日以内が賞味期限です!
4~5日経過した麦茶は、冷蔵庫保存だとしても細菌が繁殖していきます。
1週間前後で10万個を超え、下痢や嘔吐や食中毒の原因となります。。
冷蔵庫に入れた麦茶について菌の繁殖を調べたデータによると、水出しで作った麦茶は4日目には菌が繁殖し、8日目には農林水産省が定めた安全に飲めるとされる基準を越えてしまう。
煮出し麦茶を冷めるまで放置するのは、さらに危険!
菌が繁殖しやすいのは30~40℃ですが、煮出した後、冷ますために放置している間に菌が繁殖する恐れがある。
こうして作った麦茶はわずか3日で菌が繁殖し始め、5日以降には安全に飲める基準を超えてしまうのだとか。
菌が繁殖しにくい煮出し麦茶の作り方
1.容器を熱湯で消毒する
容器についた菌を少しでも殺すことができる。
2.煮出したらすぐに粗熱(あらねつ)をとり、氷水や流水で急激に冷やす
一気に粗熱を取ることで、菌の繁殖を抑えられる。
対策まとめ
・水出し麦茶:4日以内に飲み切る
・煮出し麦茶:容器は熱湯消毒し、作ったものはすぐに冷やす
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