緑内障は気付かないまま失明の危機!こんなタイプの方、要注意です! | ガッテン!@NHK総合

眼の病気で白内障と緑内障がありますが、どんな病気なんでしょう? 白内障は眼のレンズが白く濁る病気で、気が付きやすく対処のしようがあります。 しかし、緑内障は気が付かない病気です。どんどん進行していき挙句の果てには失明の危険があります。 そんな緑内障の見分け方タイプの紹介です。特に40歳以上の方は要注意です!
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とにかく気が付かない!緑内障とはどんな病気?
緑内障はなぜ気が付かないのでしょう?
放置しておくとどうなるのでしょう?
緑内障とは?
由来は、、、青い瞳の人が失明すると濁って緑に見えるため、そのように命名されたそうです。
その症状とは、、視界の外側からどんどん視野が狭くなって、最後には中心まで進行すると失明になる病気です。
40歳以上の20人に1人が緑内障にかかっているそうです。
その特徴は、気が付かないことです。視野が狭くなっているにも関わらず、なかなか気が付かない。
大変厄介な病気です。
気付かない理由とは?
緑内障は網膜の病気です。
網膜には、視覚情報をとらえ脳に伝達する役割があります。
網膜にある視神経がその役割を果たしています。
その視神経がダメージを受けると視野が狭くなっていきます。
しかし、視野が狭くなっているのに、なんと脳が見えない部分を勝手に保管しているのです!
なので、見えていると勘違いして気付かないのです!
しかも、一旦見えなくなった部分は二度と戻りません。
ちなみに、白内障とは?
白内障は眼のレンズが白く濁る病気です。
緑内障より気付きやすく、また手術によりかなりの確率で視力が回復します。
緑内障の原因
緑内障を引き起こす過程と原因を詳しく解説します。
視神経へのダメージはどうやって起こる?
緑内障とは、視神経のダメージにより外側から内側へ視界が削がれていく病気です。
なので視神経へのダメージを抑制すれば進行は止まります。
原因は2つあります。
・眼圧が高い
眼圧の正常範囲=10~20mmHgですが、眼圧が高すぎると網膜を傷つけて視神経が弱くなります。
・眼底の血流が悪い
眼底の血流が悪い→網膜の視神経に栄養・酸素が行き届かない→視神経が弱くなる→眼圧の数値は正常なのに視神経が眼圧に耐えれず、緑内障発症リスクが高くなる...といった過程です
※ちなみに、番組の緑内障患者の眼圧は正常値の範囲内でした。
眼圧だけでなく網膜の毛細血管の血流が低下していたことが原因だったのです。
そうなると栄養や酸素が十分に行き届かなくなり、視神経がダメージを受けます。
緑内障のサインとは!?こんなタイプの人は要注意!
該当するものありますか?
こんなタイプの人、緑内障の可能性あり!
以下の症状をお持ちの方、要注意です。 特に、40歳以上の方は老眼と勘違いするケースがあるのでご注意ください!
低血圧
全身の血流が悪くなることが多いので、網膜の血流低下を招きやすいです。
高血圧
網膜の毛細血管が動脈硬化にることがあるので、血流低下を招きやすいです。
糖尿病
血中の糖が網膜の毛細血管を傷つけることがあるので、血流低下を招きやすいです。
偏頭痛
脳の血管が拡張収縮しやすくなりますが、網膜でも毛細血管が拡張収縮しやすくなるため、血流低下を招きやすいです。
睡眠時の無呼吸症候群
目に酸素や栄養が届きにくいため、視神経が弱くなりやすいです。 100人中27人が緑内障、つまり4人に1人が該当するというデータもあります。
家族歴・遺伝
血縁のある親族に緑内障の患者がいる人はリスクが高いことがわかっています。
強い近視(度数がマイナス5以上)
眼球が大きくなって毛細血管を圧迫するので、網膜の血流低下を招きやすいです。
緑内障の検査と治療について
タイプに合致して緑内障の疑いがある方、その一度眼科で検査した方が良いです。
検査方法
眼科では以下のような検査方法があります。
眼底検査
網膜を撮影し検査することで視神経のダメージをチェックするもの。
OCT検査
OCTという検査機械で緑内障の早期発見が可能。 患者の網膜の状態を色映像で投影し、青色が強ければ緑内障の疑いありというもの。
治療方法
治療法はいくつかありますが、眼圧を下げることが大事です。
眼圧を下げる点眼薬(手術をしなくてもよい治療法)
眼圧が正常値だとしても、より下げてあげることで効果が期待できます。
※海外研究結果によると、眼圧が正常値でも眼圧を30%下げると80%の患者で緑内障の進行を防ぐことが確認済。
有酸素運動
やはり運動です。血流の良化と眼圧を下げる効果あります。
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