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動脈硬化を引き起こす、レムナントコレステロールとは!? | ガッテン!

コレステロールといえば、善玉コレステロール、悪玉コレステロールという名前を聞いたことがありますよね?
実はこれ以外にもレムナントコレステロールという第3のコレステロールがあります。 このレムナントコレステロールは、最も動脈を痛めるものなのです!
このコレステロールはある計算式によって算出できますので、この記事で紹介します。
あなたは大丈夫!?


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コレステロールって何?

動脈硬化で血管をボロボロにしてしまうコレステロール。 血液検査の結果の中でも気になる数値ですよね。
一体どんな種類があるのでしょう??

コレステロールの役割

そもそもコレステロールとは、、細胞の細胞膜を作っている成分の一つです。 体を構成する全ての細胞膜の構造が保たれ、強度が維持されます。
コレステロールを全く含まない食事をしたとしても、人間は1日に約800mgほどコレステロールを生成します。 私たちの身体はコレステロールがなければ生きていけないのです。

コレステロールの種類

悪玉コレステロール

LDLコレステロールと健康診断結果には記載されています。
コレステロールを肝臓から末梢(まっしょう)組織の細胞に運ぶ働きをしています。
LDLコレステロールが増えすぎると、血管壁にコレステロールが蓄積されて脂肪の塊となり、 動脈硬化を引き起こす要因となります。
血液中で活性酸素により酸化され血管壁を傷つけ血栓などを作り動脈硬化を進行させます。
そのため悪玉と呼ばれています。

善玉コレステロール

HDLコレステロールと健康診断結果には記載されています。
末梢(まっしょう)組織で余ったコレステロールを肝臓に回収する働きをするものです。
これは動脈硬化を防ぐことから、善玉と呼ばれています。

レムナントコレステロール

レムナントとは英語で「残り物」という意味です。
超悪玉コレステロール(sdLDL)とも呼ばれています。
レムナントの場合は、粒子が小さいため血管を傷つける働きが強く、LDLより動脈硬化を進行させる作用があり、より危険度が高いと言われています。

総コレステロール

善玉 + 悪玉 + レムナント = 総コレステロール
それぞれのコレステロールの合計です。

※健康診断結果では、総コレステロール/HDLコレステロール/LDLコレステロールが記載されていることが多いので、レムナントコレステロールの数値を求めることが可能ですね!
 総コレステロール - HDL - LDL = レムナント



レムナントコレステロールは動脈硬化を引き起こす!

食べ物から吸収したコレステロールのうち、小腸から肝臓に運ばれているものがレムナントコレステロールです。
近年の研究で、レムナントコレステロールが動脈硬化を引き起こす要因だということがわかってきました。
ウサギの実験によると、動脈硬化を起こしたウサギの血管の調査結果では、血管に入り込んでいたコレステロールの7割がレムナントコレステロールだったそうです。
また、レムナントコレステロールはマクロファージ(外敵を退治するアメーバ状細胞)に取り込まれやすいという研究結果もあり、レムナントコレステロールが血管に悪影響を与えていることが判明しています。

※一般的にはレムナントコレステロールが、5.2mg/dl 以上だと動脈硬化の注意が必要だと言われています。



non(ノン)-HDLコレステロール とは?

non-HDLコレステロールとは、文字通り善玉コレステロール以外を指します。
レムナントや悪玉コレステロールなど、血管にダメージを与えるコレステロールの総称です。 non-HDLコレステロールは、簡単な計算で数値を求めることができます。

non-HDLコレステロール = 総コレステロール - 善玉コレステロール



レムナント/悪玉コレステロールを下げる対策とは?

血管に悪さをするレムナントや悪玉コレステロールを下げる対策とは、魚に含まれる脂です。

コレステロール対策

青魚を食べよう!EPAが悪玉コレステロールを抑える効果

青魚に多く含まれるEPAという不飽和脂肪酸は、血液をサラサラにする効果があります!
それ以外にもレムナントコレステロールの増加を抑えてくれる働きもあるそうです!

肉の脂は控えめに!飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを増加させてしまう

肉類の脂が含む飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを増加させてしまいます。
non-HDLコレステロールの数値が高めの方は、肉類の取り過ぎにはくれぐれも注意しましょう。


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