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高血糖を放置しておくと認知症になるかも!?その予防策とは? | ガッテン!

最近物忘れがひどい!ってことありませんか!?
歳を取ったから当たり前だよ...だけで片付けるのは危険です。
というのは、高血糖が物忘れを引き起こし、アルツハイマー病などの認知症になってしまう...という近年の研究結果が出ているためです。 たかが物忘れ、と侮ってはいけません。
今回は高血糖と認知症の関係と予防策について紹介します。


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高血糖だと物忘れしやすくなる!?

高血糖は記憶が悪い!?

近年のアメリカの研修結果によると、血糖値が高い人ほど記憶に関するテストの成績が悪いというデータがあります。 1~2か月の血糖値の平均を示すHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が高い人ほど、記憶が悪いというもの。
糖尿病でなくても、血糖値が高いと記憶の低下がおきてしまい、放置しておくと認知症の危険もあるそうです。

インスリンの減少が物忘れを引き起こす!

では、なぜ高血糖が物忘れを引き起こすのか?
それはすい臓から出るインスリンが重要な鍵を握っています。
インスリンは体の細胞に糖を取り込むよう指示を出し、血糖値を調整する役割を担っています。 体全身で働いており、もちろん脳でも働いています。
しかし食べ過ぎや運動不足で血糖値が高くなると、脳に届くインスリンの量が減ってしまいます。
その結果、特に脳の中でもインスリンを必要とする記憶力や注意力に関係する機能に影響が出て、物忘れをしやすい状態になってしまうと考えられています。



高血糖:こんな人は要注意です!

血糖値に以下の特徴がある方は、高血糖が原因で物忘れが起きているかもしれません。
生活習慣の見直しをお勧めします。

高血糖による物忘れの特徴
・HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)
 65歳未満の方 5.7% 以上
 65歳以上の方 6.2% 以上
 ※HbA1cは1~2か月の血糖値の平均を示す値です。

・食後2時間後の血糖値 140mg/dL 以上



高血糖の物忘れ、具体的な症状とは?

あなたは該当しませんか?こんな症状が出たら高血糖が原因かも!?

物忘れもいろんなケースがありますので、高血糖物忘れの症状をいくつかあげます。
高血糖によって影響を受けやすいのは作業記憶の物忘れです。つまり、何か作業をしているときに一時的に覚えている機能が低下することで起きる物忘れです。

・料理中にコンロの火を消し忘れた
・電子レンジの中に料理を一晩置きっぱなしにした
・目的地に向かう途中でやることを忘れたりする
 例えば、店まで来たのに何を買うのかを忘れた など



高血糖と認知症の関係について

近年の研究結果では高血糖が認知症の原因となる、と言われています。
・高血糖により神経細胞がダメージを受ける
・このダメージが続くと、やがて認知症(代表的なのがアルツハイマー病)になる危険が高まる

なので、高血糖の方は生活習慣を見直して血糖値をコントロールすることが必要です。

※糖尿病の方が、必ず認知症になるわけではありません。血糖値を適切な値にコントロールすることが大切です。
※糖尿病の治療で行うインスリン注射で物忘れや認知症が改善するわけではありません。



血糖値改善策の紹介!認知症を予防しましょう!

番組によると、新潟県魚沼市では町ぐるみで糖尿病対策を行ったところ、物忘れや認知機能を示す数値が改善する人が続出したとのこと。
その血糖値改善の対策とは以下の通りです。

・週2~3回の適度な有酸素運動
・適度な糖質制限
・野菜から先に食べる

生活習慣を見直して、高血糖の状態を改善することは、物忘れや認知症を予防する上で非常に重要なのです。


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