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難聴が認知症の原因に!?あなたの聴力は大丈夫?? | ガッテン!@NHK総合

認知症の最大の要因=聴力の低下!?
これは、今年の有名な医学誌で発表されたことです。実はこの聴力、脳の広範囲に影響を与えます。
難聴になると脳に問題を起こして脳の萎縮を引き起こすらしいです。
でも難聴は自分では気付かないのです。
今回はこの難聴をチェックして早期発見するポイントを紹介します。


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難聴が認知症の原因に!?

難聴を放置すると認知症の発症確率が上がってしまう! ...これは近年の研究結果で発表されていることです。
ハッキリとした原因や理由は未解明ですが、耳が遠くなると何が起こるか??というと、、、
 ・会話がうまくいかずコミュニケーションを避けるようになる
 ・耳からの情報が段々と少なくなる
 ・脳の活動が減少し、やがて脳が委縮しやすくなる
、、、ということが想定されます。
難聴と認知症の関連性、確かにあり得ますね。。

また、難聴は自分では非常に気づきにくい上に、「聞こえなくても聞き直すから問題ないよ」なんて思い勝ちです。
つまり難聴は放置されやすいのです。
このことが認知症の進行も放置しているかもしれないのです。



難聴は 耳の毛 が抜け落ちると起こる

耳の毛とは?

耳の毛 とは、耳の機能を司る大切な器官に生えている毛です。
耳の鼓膜の奥の蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる器官には、片耳で約2万個の有毛細胞があり、細胞の先端に音に反応する毛が生えています。
この毛は加齢によって抜け落ちていきます。高い音に反応する外側部分から抜け落ちることがわかっています。
高齢になると高い音が聞きにくくなるのはこの毛が抜け落ちるからです。

耳の毛が抜ける原因は?

耳の毛が抜ける原因は体質です。
髪の毛が薄くなる人がいるように耳の毛も徐々に抜けてくる人がいるとのこと。
またヘッドホンの大きな音や、車などの大きな騒音を何年も聞き続けることも主な原因です。



あなたの難聴をチェック!早期発見のポイントとは?

人は耳が遠くなることに気づきにくく、聞こえないことを何とかして補うことで、難聴を放置する傾向にあります。
補うとは、、
普段の会話の中で聞き逃しても、脳が文脈から推測して内容を補ってくれますし、補えない部分は聞き直す
、、、という習慣です。

普段の習慣では気付かないため、難聴のチェックポイントを紹介します。

難聴を早期発見するポイント

突然声をかけられると聞き取りづらい

突然声をかけられた時は、相手の口の動きや表情などを見ていないため、脳の補足機能が働きづらくなります。 よって耳の聞き取りだけが情報源です。
このケースで聞き取りづらい場合は、聴力が落ちている疑いありです。。

人の名前(例:加藤と佐藤)を頻繁に聞き間違える

「か」や「さ」などの子音は母音と比較して高い音です。
聴力は高い音から聞き取りづらくなる傾向があるので、このケースで頻繁に間違う場合は、聴力が落ちている疑いありです。。

車の音がしてもどこから来るかわからない

耳は単純に音を聞くだけでなく、音の方向も感知しています。
音が聞こえているのに方向がわからない場合も、聴力が落ちている疑いありです。。

小声は聞き取りづらいが大声は異常に響く

耳の細胞が減ってくると起きる現象です。
耳の細胞には音量を調節する機能もあります。
耳の細胞が減りこの機能が落ちてくると、音量調節がうまくできず、小さな音は聞き取りづらく、大きな音が異常に響くことがあります。

※上記ポイントは目安です。でも頻繁に起こって生活に不便を感じるようなら、耳鼻科を受診することをお勧めします。



聴力と脳を守る対策とは?

大きく2つあり、
・難聴を防ぐ方法
・補聴器で聴力を取り戻す方法
です

難聴を防ぐ方法

血流改善のために適度な運動を!

ウォーキングなど継続的な有酸素運動が効果的です!
難聴の原因は耳の毛が落ちること という解説をしました。
その耳の毛が落ちる直接原因は、血流が悪くなる為です。 耳の毛の周りには無数の毛細血管が走っており、この血管に傷が付いて血流が滞ると、その付近の耳の毛が落ちてしまうのです。
有酸素運動など普段から血行をよくすることで、動脈硬化を予防するだけでなく難聴も予防する効果が期待できます。

60:60セオリー

長時間の大音量ヘッドホンは難聴の原因です!
アメリカでは「60:60セオリー」という言葉があります。 「60分以上はヘッドホンで聴かない」「ボリュームは最大音の60%より大きくしない」というものです。
大音量で音を聞くことの危険性については、WHO(世界保健機関)でも取り上げられています。

補聴器で聴力を取り戻す方法

補聴器とは単なる音量を上げる装置ではなく、高い音が聞こえにくい人の場合は高い音だけ、低い音が聞こえない人の場合は低い音だけを補助する装置なのです。
よって補聴器を購入した場合は、自分の症状にあわせて頻繁に調整することが必須です。
調整が正しくできていないと「うるさくて使えない」で終わってしまいます。

また、購入を検討している方は、まず耳鼻科に相談することをお勧めします。
最近では 補聴器外来 や 補聴器相談医 という専門科もあります。
 ・耳に装着する補償器は、5万円程度から
 ・人工内耳は、手術が必要ですが保険適用があり、重い難聴に効果が期待できます



いかがでしたか?
私の親も最近耳が遠くなってきています。
認知症予防のためにも、このことを伝えておきたいと思います。


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