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めざせ健康長寿!慢性炎症を抑えよう!健康診断のCRPに注目! | ガッテン!@NHK総合

健康長寿の秘訣を最新研究に基づき紹介します。
健康長寿に深く関わるのが「慢性炎症」です。痛みや熱もないため自覚症状がないまま長い期間続くと、いずれ動脈硬化やがんにつながる可能性もあるやっかいな炎症です。 この「慢性炎症」を抑えると、寿命が延びるのではないかと考えられています。
いま自分に「慢性炎症」は起きているのか?どうすれば抑えられるのか?について、その方法を紹介します。


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健康長寿の方法の一つは、慢性炎症を抑えること

健康長寿になるには慢性炎症をおさえることが必要です。
※長寿への効果があることが最近の研究でわかってきた。
 マウス実験で慢性炎症を止めたマウスが非常に長生きしたという結果もある。

慢性炎症とは?

慢性炎症とは、非常に弱くて気付きにくい程度の炎症のこと。
赤くも腫れない、痛みもない、熱もない弱い炎症、長く続くのが特徴。 痛みも目立った症状もないので本人に自覚がない。
しかし長く続くと血管や臓器の細胞を傷つけ、動脈硬化やがんなどを引き起こす可能性がある。



気が付かない慢性炎症は、健康診断結果にあるCRPでチェック!

気付きにくい慢性炎症だが、発見する方法があります。 それが健康診断のCRPという数値で、血液検査でわかる数値の一つです。
※CRPの数値が基準値の0.3mg/dl以下であれば大きな問題はない。大きく上回れば慢性炎症の傾向が強いことになる。
※健康診断に高感度CRPが検査項目に含まれていれば、さらに詳細に慢性炎症の有無がわかる。

CRPとは?

C-Reactive Proteinの略です。
体内で炎症が起きると肝臓から出るタンパク質の量を測ったもの。
※体内の炎症状態をザックリ判断できる指標となる。炎症がひどいほど数値が高くなる。
 0.3mg/dl以下 正常範囲
 0.3~1.0   要注意
 1.0以上   異常

高感度CRP

高感度CRPでは、0.3mg/dl未満のさらに細かい数値がわかるようになった。小数第2位の数値までわかる。

CRPの傾向

年齢が高いとCRPも高くなる。
肥満(体脂肪率が 男性:25%以上、女性:30%以上)だとCRPも高くなる。



慢性炎症の原因と対策とは?

原因

・ストレス、タバコ、過剰な飲酒、高血糖、加齢など、慢性炎症の原因となります。
・特に、肥満は慢性炎症の大きな要因です。
 肥満になると脂肪細胞が脂肪を溜め込み大きく膨らむ
  →免疫細胞が膨らんだ脂肪細胞を不要物と判断して攻撃する
  →これにより炎症が起こる
 という流れで慢性炎症が起こります。
・皮下脂肪より内臓脂肪の方が慢性炎症が起こりやすいです。
・あと、歯周病も血管の中に菌が入り炎症が起こるので、慢性炎症が起こる原因の一つです。

対策

対策は、体脂肪を下げること。いわゆるダイエットです!
・適度な運用する
 有酸素運動、ジョギング、ウォーキング
・食べ過ぎない
大豆やきのこに含まれるポリアミンを摂取する
  慢性炎症を抑える可能性があると言われている。
  マウス実験ではポリアミン摂取が長生きの効果実施済。人への効果は現在検証中。

慢性炎症の予防効果

慢性炎症を抑えると、心臓や腎臓へ負担をかけなくなり良い影響をもたらします。
また、がんや動脈硬化のリスクも減ります。



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