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アルツハイマー型認知症の予防は脳のゴミ、アミロイドβの排出だ! | ガッテン!@NHK総合

アルツハイマー病(認知症)は、治療が難しく予防ができないという非常に厄介な病気です。 しかし、最近の研究でアルツハイマー病を予防できるという朗報が飛び込んできました。 それはアミロイドβという、いわゆる脳の老廃物を蓄積させずに排出させるという考え方です。
今回は、世界最先端の情報をお届けします!


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アルツハイマー病や認知症の予防は、脳のゴミと言われるアミロイドβを脳に蓄積させないことです。 うまく洗い流せればよいのだが、その予防策とは以下の通りです。



アルツハイマー病とは?

そもそもアルツハイマー病とはどんな病気なのか?を解説します。

認知症の種類

認知症の種類とその割合です。
・アルツハイマー型認知症:68%
・血管性認知症:20%
・その他:12%

アルツハイマー型認知症=アルツハイマー病とは?

人間が頭を使って考えると脳の神経細胞を使い、その結果老廃物が出ます。これはアミロイドβというタンパク質で、いわゆる脳のゴミです。
このアミロイドβが排出されずに溜まり続けると、1箇所に集まって神経細胞を傷つけ、やがて神経細胞が死んでしまいます。
神経細胞が死ぬと脳が縮んでしまうのですが、これがアルツハイマー病なのです。

アミロイドβの蓄積から25年後にアルツハイマー病発症!?

最近の研究結果では、アミロイドβが排出されず蓄積が始ると、約25年後にアルツハイマー病が発症するというデータがあります。 予兆として、発症の約5年前には軽度認知症が起こるというデータもあります。
よって、40歳過ぎた方はアミロイドβを蓄積させないように予防しましょう。



予防法1 十分で快適な睡眠

徹夜や不規則な睡眠はNGです!
適切な睡眠をとり脳を掃除するクリーニングタイムの確保が大事!

十分、かつ、質の良い睡眠をとりましょう!

アミロイドβは脳の血管を伝って排出されます。
睡眠時の方が起きている時よりもアミロイドβを排出能力が高まります。
それは、睡眠時に脳の血管にアミロイドβを多く排出しようとする道を作っていることが研究でわかってきた為です。
※研究データによると、、、6~8時間の夜の睡眠、30分以内の昼寝 が良いそうです。



予防法2 神経細胞を活性化させる方法

神経細胞が元気だと、脳細胞が減少しにくくなりアルツハイマー病の予防となるのです。
神経細胞を活性化させる方法は3つあります。

有酸素運動

有酸素運動は、神経細胞を活性化するホルモンを分泌し、アミロイドβを分解する酵素を増やす効果があります。
また、運動後は深い質の良い睡眠が取れるので、アミロイドβの排出への好影響が期待できます。

コミュニケーション

他人と会話することは脳を活性化させる効果あります。
特定の人だけではなく、いろんな人と新鮮な会話することで更に効果が出るとのこと。
お年寄りは孫と積極的な会話を!

頭を使いながら指先を動かす(知的活動)

これは、神経細胞の活性化の効果あります。
囲碁、将棋、裁縫などが効果ありです。



予防法3 マインド食による食事療法

アメリカの研究によると、食事療法によるアルツハイマー病対策が出てきました。

マインド食というアメリカの食事療法

アメリカで1000人を対象に5年かけて研究されてきた結果です。
マインド食とは、効果が見込める食事は適度に摂取、控えるべき食事は制限するというもの。
検証結果では、マインド食を実践した人がしなかった人に比べてアルツハイマー発症率は53%減、という効果が実証されています!!

効果が見込める食事

緑黄色野菜を中心に野菜全般、ナッツ類、豆類、魚、オリーブオイル

控えるべき食事

赤身の肉、バターは少なめに、チーズ、お菓子、ファーストフード

日本人は減塩が大事

日本人向けの食事療法ですが、マインド食に加えて必要なのが「減塩」です。塩分摂取は日本人の傾向ですので。
塩分の取り過ぎは脳の血管を傷つけることになります。
脳の血管は、、、アミロイドβを排出したり、神経細胞に栄養を届ける大事な通り道。 通り道が悪くなるとアルツハイマー病に拍車をかけることになります。
常に傷つけないように、脳の血管をしなやかにキープするには、減塩は大事な対策なのです。



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